結婚披露宴なんて夢のまた夢
結婚披露宴の前から話す
友人の紹介で知り合って交際5年、同棲2年を経てめでたく入籍しました。付き合っていた当時、相方は夜の仕事で今でいうクラブのDJをしていました。結婚披露宴の前の思い出からいきます。クラブに遊びに来る女性達にも結構モテてましたし、チーフDJという立場で音楽の道を一直線に駆け抜けている最中でした。そんな状態の相方には入籍という2文字は頭の片隅にも無く、結婚披露宴なんて夢のまた夢で日々音楽にのめりこんでいました。
結婚披露宴どころではない
一緒に住むようになって1年ぐらいたった頃、一度私の実家に二人で挨拶に行きました。父は別の部屋にいて会ってもくれません。このままでは結婚披露宴どころではありません。会ってくれないその理由は夜の仕事をしている事、クラブのDJなんて理解できないものだったのでしょう。それから間もなくして父が倒れ、入院生活の末に他界。結婚披露宴での私の晴れ姿を見せたかったのに。何かと忙しい日々を一通り終え、落ち着いた頃わたしは話を切り出しました。
結婚披露宴に招待出来なかった
入籍する事が頭にないあなたといたら、母にも花嫁姿を見せる事が出来なくなりそうなので別れましょう、と言い同棲している家から出るつもりでいました。結婚披露宴に父を招待できなかったのが悔しいのです。そんなわたしの思いがけない言葉にびっくりしたのか、その週末にわたしの実家に挨拶に行こうと切り出してきました。居間に入り挨拶もそこそこに座布団をよけて、いざというタイミングに母がいつ結婚披露宴をやるの?と意外な質問をしてきたのです。